Q,セレックのつめものの素材は何ですか?また、どんなつめものがつくれますか?
A,セレックでつくるつめものの素材は、オールセラミックです。
セラミックインレー、セラミッククラウン、ラミネートべニアを作ることができます。
Q,どんな歯でもセレック治療は可能ですか?
A,痛みがない状態であるというのが、前提となります。
歯科医師が診査し、セレック治療、具体的な費用を説明し、患者様の同意を得た上で、治療を開始します。
Q,セレックは1回の来院で治療が終わると聞きましたが本当ですか?
A,本当です。
歯科医師がきちんとした診査、診断を行い、通常なら通院3回、10日〜2週間の治療期間がかかる修復が1回で終わります。
Q, CAD/CAMという言葉をよく耳にしますが?
A,CAD/CAMとは、エレクトロニック技術により、グラフィックイメージを作成したり修正したりするコンピュータ・システムの総称です。すでに、機械産業で幅広く採用されている技術です。
セレックはこの技術を応用し、コンピューター上で修復物の設計を行い、ミリングマシーンでセラミックを設計通りに作製しています。
Q,セレックは一生もつものでしょうか?
A,セレックで作った修復物は10年間で90%以上の残存率を実現する最先端の歯科用セメントを用いて接着します。しかし、型取りして作る物と同じようにセレックで作ったつめものも一生もつとは断言できません。
それは、修復物を入れた歯が、二度とむし歯や歯周病にならないとは言えないからです。
長持ちさせるためには、患者様の日頃の歯磨きや歯科医師によるかみ合わせのチェックが定期的に必要であり、患者様と私たちが協力し合うことが重要です。
メンテナンスをしっかり行うことで、セラミックを長持ちさせることは十分可能です。
Q, セレックは色のバリエーションが乏しいと聞きましたが本当ですか?
A,バリエーションは20色〜30色程度あります。
技工士さんが作る色合いにはかないませんが、ほとんどの患者様には満足して頂けています。症例写真の審美症例のラミネートベニアは2例ともセレックで行ったケースです。
当院では前歯のセラミックはセレックで作成の後、技工士さんによる形態修正や仕上げを行い、装着します。セレックでの色合いに満足頂けない場合に、e-max.やジルコニアのセラミック治療を説明しております。
Q, 保険診療はできますか?
A,セレック治療は保険適応外です。
医療費控除の適応となりますので、確定申告時に申告するようにして下さい。
収入によって控除の割合は変わりますが、1割程度戻ってきます。
Q, セレック治療の対象にならないものとありますが、それはどういう場合でしょうか?
A,セレック治療の対象にならないものは
◯ ブリッジや連冠など、2本以上の歯をつなげなければならない場合
◯ かみ合わせが低くなりすぎて、きちんとした歯の形態を作れない場合
◯ 歯周病や根の先の病巣が大きすぎて、歯の保存が不可能な場合
です。歯が抜けたりしていなければ、ほとんどの歯がセレック治療の適応になります。