院長のひとりごと

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2018.07.03更新

京都 四条烏丸の歯科医院 RIMO dental clinicの院長 小川智功です。

奥歯のブリッジを作ってほしいと患者さんがご来院されました。

インプラント術前

大臼歯2歯欠損の④⑤67⑧のブリッジは、設計的には可能で保険適用となります。しかし、私の臨床の中で予知性が低く、患者さんのご理解がない限りは決して行いません。

理由は2つです。

◯ 歯磨きがしにくい形態のブリッジになるからです。

◯ ブリッジの長さが長くなればなるほど、様々な軸の咬む力がかかります。元々の歯の負担もある上で、大臼歯2本分の負担も増えると過多になってしまうからです。

事実、この方も仮歯の段階で第二小臼歯の歯根膜が拡大しており、負担がかかっていることが予想されました。以上の私の考えも踏まえて、他の歯の保存を優先事項としても、インプラント治療が適切であると治療計画書を作成し、患者さんに提案しました。

治療計画書

患者さんに同意頂いたため、手術計画書を作成しました。CTシミュレーションの上、安全に治療を行うことができると患者さんに伝えました。

手術計画書 

シミュレーションとの比較です。

シミュレーションと比較

幾何学的に美しいインプラント埋入を行うことができました。

術前術後

患者さんは16:50位に来院し、局所麻酔とクリーニングを行いました。17:15から手術を開始し、17:40に終わりました。術中•術後の説明を行い、18:00には医院を出られました。

緊張しておられましたが、患者さんに負担を少なく行うことができて良かったです。9月の中旬には仮歯をセパレートし、より歯磨きがしやすい形態にできます。患者さんが喜ぶ顔を見るのが待ち遠しいです。

投稿者: リモデンタルクリニック

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