院長のひとりごと

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2022.06.02更新

京都 四条烏丸の歯科医院 RIMO dental clinicの院長 小川智功です。

当院のスタッフは2人とも入社が6月なので、勤続祝いで皆で食事に行きました。衛生士は10年、助手は9年勤めてくれています。永く勤めてくれてありがたい限りです。

勤続祝い

 僕はスタッフの就業について、3つのことを心がけています。
① ブラックな環境で働かせない。
② ヤブな医院にならない。
③ 院長はボスではなくリーダー、スタッフは部下や従業員ではなく仲間と認識する。

① ブラック労働を強要されていると思ったら、ご家族はきっと心配でならないと思います。僕自身もスタッフも同じ人間です。労働基準法に定められた以上に就業することはありません。
 超過労働をした状態で、僕達自身が心身共に健康に、患者さんの診察や施術を行うことはできないです。
 人にとって何よりも貴重なものは時間です。僕はスタッフに「長時間仕事する人よりも、効率良く仕事する人を評価する」と伝えています。患者さんが満足しているかどうか、僕が見ていないところでどう業務を効率良く確実に行っているかが全てであり、やる気、モチベーションといった抽象的なもので評価することはないです。
 なので、医療人としての責任感ややり甲斐を掲げて、サービス残業や研修、超過勉強等を強要し、スタッフから時間や労力を搾取することはありません。
② スタッフは、患者さんにとって歯科治療においては家族より身近な第三者です。
 第三者の立場からすると、筋が通らないこと、辻褄が合わないこと、気の毒に思うことが起こる医院に勤めるのは正直しんどいと思います。
 スタッフのご家族からしても、医療従事者として社会貢献していると期待されていると思います。
 なので、筋の通らない治療費用の請求を行ったり、診断根拠が不透明な状態、患者さんが治療内容に同意されてない状態でやみくもに施術を行うことは一切ございません。
③ リモデンタルクリニックは僕と妻の理想や想いを込めた医院です。
 スタッフに意見や考えを要求し医院の何かを背負わすことは、スタッフのストレスになると考えています。僕と妻が医院の方針をリードし、スタッフは協力してくれる仲間だと捉えています。
 医院において、答えを持っているのは院長です。スタッフに「どうしたら良いんだろう。院長はどうして欲しいんだろう。」と考えさせることは時間や労力の搾取です。上司と部下の関係という観点で見た時に、部下にとってなによりのストレスなのは『出方を見られる』ことだと思っています。なので、僕がこうして欲しいと思うことは、スタッフの気配りや考えに頼らずに、速やかに答えを伝えるようにしています。

 当院ではこの9年間求人を出しておりませんが、毎年5〜6名の歯科衛生士さん、歯科助手さんの求人の問い合わせを頂いております。求人を出す際には優先的にご連絡させて頂くために、ご了承頂いた上で連絡先を控えさせておりますが、その名簿も30名を超えている状況です。
 その時々で大変恐縮しつつお断りしておりますが、当院にインスピレーションを感じてご連絡頂いたその思いは、とても嬉しく感じております。
 この先、求人を出す際には今よりももっと労働環境を整え、安心して永く勤務してもらえる医院になれるよう研鑽していきます。

投稿者: リモデンタルクリニック

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