京都 四条烏丸の歯科医院 RIMO dental clinicの院長 小川智功です。
前歯が気になると来院された患者さんが、欠損部にはインプラント治療を行い、ラミネートベニアとセラミッククラウンで審美的に改善していくこととなりました。
左の仮歯の部分の支台歯の再根管治療を行い、インプラントを埋入しました。
インプラント埋入後の待機期間中に前歯部の治療をさらに進めました。インプラントも上部構造を作成できる時期になったので、光学印象をしました。
問題なく上部構造が作成できることを確認したのちに、前歯部も含めてセラミックを装着して行きました。
左右の処置前後の比較です。
前突感の改善が認められます。左右上顎中切歯はセラミッククラウン で、両側切歯はラミネートベニアで対応し、不規則な凹凸感を規則的な歯並びになるようにしました。
正面からの治療前後の比較です。患者さんは治療途中に急遽ご主人の北陸への転勤が決まり、そこからは治療をスピードアップしましたが、きちんと治療を進めて行けてよかったです。患者さんはとても喜んで下さいました。
治療名:インプラント治療、CEREC治療
治療内容:1本のインプラントを埋入。仮歯作成後、光学印象、セラミッククラウン装着。
治療に際してご理解頂いたこと:局所麻酔が必要です。インプラント治療では外科処置が必要です。インプラントドリリング時、歯の切削に伴い、振動などの違和感があります。
治療後にご注意頂くこと:治癒は術後の患者さんの動向に依存する部分もあります。手術後2〜3時間は患部を良く冷やして頂いた方が腫れにくくなります。手術後当日は汗をかくような体を温める血行が良くなることは控えて、安静にして頂いた方が腫れにくくなります。2〜3日は腫れることがございます。装着している上部構造はオールセラミッククラウンなので、固い物を不意に咬んだ時に割れることもあります。しかし、中のアバットメントは全く無傷でいることが可能ですし、コンピューター内にデータがありますので、ご来院時には既に作成しているセラミッククラウンを装着できます。
インプラント施術時間:インプラント1本埋入手術約10分、2次手術5分、光学印象5分。
治療期間:根管治療〜仮歯装着約1ヶ月半 + インプラント手術〜終了まで4ヶ月 = 約6ヶ月
費用:診断料、手術基本料、1本インプラント埋入手術、光学印象、セラミッククラウン装着 約100万円