院長のひとりごと

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2023.08.29更新

京都 四条烏丸の歯科医院 RIMO dental clinicの院長 小川智功です。

受付の堀本さんの誕生日をケーキとプレゼントでお祝いしました。

誕生日

 彼女の誕生日を当院で祝うのも11回めになります。当院のアポイントが、患者さんをお待たせしないように、歯科医師が行う処置や衛生士業務がかぶらないように、滞りなく円滑に進める事ができるのは彼女のおかげです。
 コロナが5類に移行して、患者さんから旅行に行ったお話を聞く機会も増えました。コロナ禍の3年間、ほとんど有給休暇を取らずに、診療に従事してくれた当院のスタッフも有給休暇を取るようになりました。世の中の感覚が普通に戻っていくことを嬉しく思っています。

 スタッフが有給休暇を取った時に、バタバタして慌ただしくなってトップがイライラしてしまったり、スタッフ間がギスギスしてしまったりしてしまう全ての原因は、トップがノルマを欲張った結果だと考えています。

 有給休暇の消費が労働者の権利である以上、当院ではスタッフが有給休暇を取った時は、アポイントの枠を減らしています。
 スタッフにも「有給休暇を取るときに、スタッフ同士で謝り合うことは絶対にするな。有給の取得は当然の権利。謝る必要があることではない。申告すべきは管理者である院長だけで良い。」と伝えています。
 院長と副院長、スタッフが出せるMAXでいつもいることが大事なので、ノルマ等を医院に設定したことは今までに一度もありません。
 今日を無理して働いて、その結果永く働けなくなるくらいなら、セーブして働いて1日でも永く働ける方が賢明だと思います。
 診察の予約で、患者さんにご迷惑をおかけすることもあります。労働基準法に則って、週44時間以内の労働や有給休暇の取得を守っている結果です。永く医院を継続していくには僕とスタッフと患者さんがお互いを尊重し合うことが、何よりも大切なことだと考えています。

 堀本さん、お誕生日おめでとーう☆ 仕事は今のままでいいよ、プライベートもますます充実してステキな毎日が送れますように☆

投稿者: リモデンタルクリニック

2023.08.18更新

京都 四条烏丸の歯科医院 RIMO dental clinicの院長 小川智功です。

ブリッジが外れたと患者さんがご来院されました。

初診時

 3本分のブリッジが脱離していました。一番奥の歯は残念ながら保存不可能な状況でした。手前の歯は根管治療を行えば、保存可能な状況でした。この先の事を考えて治療計画書を提示しました。

治療計画書

 患者さんはインプラント治療を選択されました。手前の歯の根管治療と並行して奥の歯の抜歯を行いました。CTシミュレーションを行い、手術計画書を提示しました。

手術計画書

抜歯後の部分には骨組織再生手術を行い、2本のインプラント手術を行うこととなりました。

 インプラント手術は患者さんは12時にお越しになり、局所麻酔後、歯のクリーニング、術前の資料採取を行いました。12:20に手術開始、12:45に縫合終了後、仮歯を装着。術後の資料採取を行い、資料を見ながら術中の説明、術後の注意事項を説明し13:00には医院を出られました。

 2ヶ月後、2次手術を行い、仮歯を適合させました。リハビリの期間に前の歯のセラミック治療を行った後、光学印象を行いました。

光学印象

 自身のインプラント埋入の再評価を行い、補綴物の設計を行いました。1週間後にカスタムアバットメントを装着し、印象後に最終補綴を装着ました。

最終補綴

 治療前後の比較です。

治療前後

患者さんはとても喜んで下さったので、良かったです。

医療広告のガイドラインに基づき、治療概要を記載致します。

治療名:インプラント治療、CEREC治療

治療内容:抜歯、骨組織再生手術後に2本のインプラントを埋入。隣在歯はセレック治療。仮歯作成後、光学印象、セラミッククラウン装着。

治療に際してご理解頂いたこと:局所麻酔が必要です。インプラント治療では外科処置が必要です。インプラントドリリング時、歯の切削に伴い、振動などの違和感があります。

治療後にご注意頂くこと:治癒は術後の患者さんの動向に依存する部分もあります。手術後2〜3時間は患部を良く冷やして頂いた方が腫れにくくなります。手術後当日は汗をかくような体を温める血行が良くなることは控えて、安静にして頂いた方が腫れにくくなります。2〜3日は腫れることがございます。装着している上部構造はオールセラミッククラウンなので、固い物を不意に咬んだ時に割れることもあります。しかし、中のアバットメントは全く無傷でいることが可能ですし、コンピューター内にデータがありますので、ご来院時には既に作成しているセラミッククラウンを装着できます。

施術時間:インプラント2本埋入手術約20分、2次手術10分、光学印象5分。隣在歯のセレック治療1本約60分。

治療期間:根管治療〜仮歯装着約1ヶ月半、骨組織再生手術〜インプラント手術〜終了まで6ヶ月。

費用:診断料、手術基本料、2本インプラント埋入手術、光学印象、2本セラミッククラウン装着、隣在歯のセラミック装着 約85万円

投稿者: リモデンタルクリニック

2023.08.08更新

京都 四条烏丸の歯科医院 RIMO dental clinicの院長 小川智功です。

前歯をきれいにしたいとご希望の患者さんが来院されました。

初診時

口腔内診査のみでは最終的な結果がイメージできませんでした。僕がゴールをイメージできないのであれば、患者さんにもお伝えすることができません。なので、ワックスアップで診断する事にしました。

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正面から見ると一見問題ない結果のように見えますが、1本のみを切削し、4本のブリッジで対応する事になってしまいます。とても分厚い歯となっており、差し歯を入れるモノマネ芸人さんのようになってしまうこと、汚れも溜まりやすいので歯肉も腫れやすくなること、1本で4本を支えているので設計に無理がありすぎるので外れやすいことを説明しました。被せることできれいにするのではなく、矯正治療を行った方が賢明であることを診断書に添えて患者さんに説明しました。

治療計画書 お力になれないことはもちろん心苦しいことです。でも、僕自身が「患者さんの力になりたい」というエゴだったり、治療費用での利益を優先したりで、患者さんに不利益な結果をもたらすことは、僕自身も全く望んでおりません。
 患者さんには歯をきれいにするのであれば、まずは矯正治療を行うことをお勧めしました。しかし、矯正治療だけでは歯の形や色は変わりません。なので、歯並びを改善した上で、当院がお力になれることがあればお申し付け頂くようお伝えしました。

それから、2年後にご来院されました。
矯正後

「歯は並んだけど、歯がすり減ってる。色をきれいにしたい。」とのことでした。患者さんが納得いくまでホワイトニングして頂いた後に、コンポジットレジンで修復しました。

ホワイトニング後

治療前後の比較です。

治療前後

患者さんは「時間も費用もかかったけど、矯正治療を受けて良かったと思う。その前に、こちらで詳しく話を聞けたから決めることができた。」と、とても喜んで下さいました。お力になれて良かったです。

治療概要を記載致します。

治療名:ホームホワイトニング

治療内容:患者さんに施術内容を説明し、歯を白くするための手段を選択して頂きました。ホームホワイトニングを選択されたので印象し、後日ホームホワイトニング用のトレーのお渡しと使用の説明、要領、注意事項を説明しました。

治療に際してご理解頂いたこと:ホワイトニングは髪のカラーリングと似ています。色の変化が大きくなるほど髪がパサつく感じが出るように、歯もしみる症状が出ることもあります。患者さんご本人の意識や装着時間次第で白くなります。歯がしみる症状が出た場合のために、しみ止めのジェルもお渡ししています。

治療後にご注意頂くこと:最初は分かりやすく白くなります。目が慣れてくるのと、患者さんの白さへの期待が高くなるのが相まって後半は白さが分かりにくいことがあります。例えば、黄色と白色だとどちらが白いか明白ですが、パールホワイトとピュアホワイトを比較してどちらが白いか表現しにくくなるようなイメージです。ホワイトニングはすればするほど白くなりますが、トレーに入れるホワイトニングジェルの量、装着時間によってはしみる症状が出ることもあります。

使用期間:2ヶ月

費用:3万円程度

投稿者: リモデンタルクリニック

2023.08.02更新

京都 四条烏丸の歯科医院 RIMO dental clinicの院長 小川智功です。

ブリッジが脱離したと患者さんがご来院されました。

初診時

⑤⑥7の延長ブリッジが脱離していました。手前の第二小臼歯は残根状態で、このままだと保存不可能でした。
ですが、歯肉縁下の歯根を縁上まで引き上げることで、保存可能になる可能性がありました。患者さんにエクストルージョン(矯正的挺出)を説明し、同意頂いたのでエクストルージョンを行いました。
エクストルージョン

エクストルージョンにより歯を保存可能な環境にすることができたので、根管治療を行ったのち、修復、補綴していきました。

セレック治療
治療前後の比較です。

治療前後
患者さんは処置前には抜歯になると諦めておられました。励まして元気づけながら治療を進めました。患者さんはとても喜んで下さったので、良かったです。

治療概要を記載致します。

治療名:CEREC治療、エクストルージョン

治療内容:6の根管治療を行い、TEK装着。次に5のカリエス除去後、装置を接着。エクストルージョンを2ヶ月程度行いました。4には局所麻酔下で、金属製の修復物を外し、支台歯を形成し整えました。光学印象し、同日中にセラミックで修復しました。

治療に際してご理解頂いたこと:セレック治療では、局所麻酔が必要です。金属撤去時、歯の切削に伴い、振動などの違和感があります。エクストルージョンの評価に際し、レントゲンを撮影し、客観的に評価します。

治療後にご注意頂くこと:3〜6ヶ月に1度のメンテナンスが必要です。不意に固い物を咬んだり、歯みがきがきちんとできていなくてむし歯ができたり、必要なメンテナンスの期間を超えて放置していたりするとセラミックが破折することがあります。

治療期間:4ヶ月

費用:エクストルージョン、CEREC治療(3本分)約22万円

投稿者: リモデンタルクリニック

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