京都 四条烏丸の歯科医院 RIMO dental clinicの院長 小川智功です。
初診時は「できる限り削らないで、抜かないで、歯を綺麗にしたい」と希望されてご来院頂きました。治療に5ヶ月位かけて、「頑張って残しましたけど、この前歯は結構厳しい状況です。もしダメになったら、インプラントは難しいからブリッジにして綺麗にしていきますね。」とお伝えしておりました。
残念なことに治療が終わって半年以内で、交通事故に遭われました。
患「歯が抜けないように、メンテナンスも頑張って通ってたのに。。。ボロボロになってしまいました。もう無理ですよね。。。」
僕「僕はあなたの主治医ですから。あなたが本当に困っている時に無理だ、NOだと言うのではなく、気持ちに寄り添うことが主治医の務めだと思っています。あなたがもう一度僕に任せて下さるなら、自分の何かを削ることになっても、意地でもあなたを綺麗にします。抜けた歯のとこにインプラントは元々厳しい状況で、事故でさらに厳しい状況になってしまいましたが、かかりつけ医と九州男児の誇りにかけて治療に尽力いたします。」
そんなやり取りから1年5ヶ月。歯が抜けたところのインプラント治療もちゃんとうまくいって、事故の影響でダメージを受けた他の歯もきちんと治すことができました。
事故前後のレントゲンの比較です。
初診時からの比較です。
困っている患者さんの気持ちに寄り添える治療を果たすことができて嬉しかったです。